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子育て

赤ちゃんの便秘対策は綿棒浣腸だけじゃない!助産師が解説する自宅でできる対処法8選

める
こんにちは、助産師&2児のママめる(@kodomane1222)です。
赤ちゃんが便秘なの、痛そうだし、苦しそうだしどうしたらいいんだろう。

赤ちゃんの便秘は苦しそうだし、痛そうだしかわいそうですよね。

今回は、自宅でできる赤ちゃんの便秘解消方法にいて詳しく解説していきます。

 

こんなことが分かります

  • 赤ちゃんの正常な便の回数
  • 赤ちゃんの便秘のサイン
  • 受診の目安
  • 赤ちゃんの便秘の対処方法

 

 

1.赤ちゃんの正常な排便回数

生まれてすぐの赤ちゃんは、1日6~8回程度など授乳のたびに便をすることも珍しくありません。

ですが、生後3週間~1ヶ月くらいになると、便をお腹に溜めておけるようになってくるので、

排便の回数が1日4回程度と減ってきます。

ですが、これはあくまでも目安です。

排便の回数は母乳栄養のみの子と人工栄養のみの子でも差がありますし、

個人差も大きいです。

赤ちゃんによっては2~3日に1回の排便という子もいます。

2~3日に1回の排便でも、赤ちゃんの母乳やミルクの飲みがよく、

排便する時に痛がることがなく、便が柔らかければ、大きな問題はないといえます。

 

逆に、毎日排便があったとしても、便が硬かったり、排便時に痛がったり、出血するなどの異常があった場合は「便秘」と言えます。

 

2.赤ちゃんの便秘のサイン

こんなサインは便秘かも

  • 1週間に2回以下の排便
  • 排便時に苦しそうにしている
  • 排便時に痛がる
  • お腹が張っている
  • 母乳やミルクの飲みが悪い
  • ウンチやおならの臭いが普段以上にきつい
  • 授乳後すぐに吐く
  • 機嫌が悪い、排便後は機嫌がよくなる

 

便の回数だけで、便秘かどうかは判断できません。

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赤ちゃんの便の状態や機嫌、食欲など赤ちゃんの全身の状態をよく観察することが大事ですね。

母乳やミルクの時期だけでなく、離乳食がスタートした時期は食事内容の変化によって、腸内環境も変化するので便秘になりやすいです。

 

3.便秘の受診の目安は?

便秘の受診の目安

  • 腹痛
  • 吐き気
  • 母乳やミルクの飲みが悪い
  • 機嫌が悪い
  • 出血がある
  • 発熱
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こんな症状があったら、早めにかかりつけの小児科を受診してくださいね。

 

4.赤ちゃんの便秘の対処方法

①綿棒浣腸(肛門刺激)

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綿棒浣腸は肛門刺激とも言ったりします。

乳児の時期の便秘に効果的な方法ですよ。

毎日行ったとしても、クセになることもないですし、問題ありません。

 

step
1
必要物品を用意する。

綿棒で刺激すると、すぐに便を出すことがよくあるので、周りが汚れないように、

あらかじめ準備をしておくと良いですよ。

必要なモノ

  • オムツ
  • おしりふき
  • 新聞紙やおむつ替えシート
  • ビニール袋
  • 手袋
  • 綿棒(大人用)
  • 潤滑剤(ワセリン、ベビーオイルなど)

 

step
2
赤ちゃんを仰向けに寝かせて、オムツを開く。

 

step
3
大人用の綿棒の綿の部分に潤滑剤をつけ、

赤ちゃんの肛門に綿棒の「綿の部分のみ」ゆっくりとまっすぐ挿入する。

赤ちゃんの足を片手でしっかりと持ち上げて、もう片方の手で、綿棒浣腸をしましょう。

バタバタすると、危ないからしっかりと足をもって、お腹の方に押し付けてあげると安定します。

女の子の場合、「肛門」と「膣」とを間違えないように注意してくださいね。

 

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綿棒を肛門に入れすぎると、直腸を傷つけてしまう可能性があります。

入りすぎないように、綿棒の綿の部分のすぐ下を持つようにしましょう。

 

step
4
綿棒を挿入したら、やさしく肛門の壁をなぞる様に肛門の穴を広げるように、くるくる動かします。

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だいたい15秒~20秒くらいくるくると刺激してあげると良いですよ。

すぐに反応がある場合は、それでOK。

綿棒に便がついている場合はすぐに出なくても、その後便が出る可能性が高いです。

もし、すぐに反応がない場合、綿棒をもう少し深く挿入し、もう一度くるくると刺激してみましょう。

2㎝までなら肛門に挿入しても大丈夫です

 

【綿棒浣腸の方法と注意事項】

綿棒浣腸は1日1回にしましょう

何度も行うと、直腸が傷つくこともあります。

 

綿棒浣腸を行っているときに、出血することがあったらすぐにやめましょう。

すぐに出血が止まる場合は、そのままで大丈夫です。

もし、量が多い場合や出血が続く場合は病院を受診しましょう。

 

授乳後または食後30分頃に、綿棒浣腸を行うと効果的。

食後30分は腸が良く動いている時間帯です。この時間帯で行うと、便が出やすいです。

 

食前30分は機嫌も悪く、バタバタと動いてしまうので、綿棒浣腸は避けましょう。

 

②お腹を「の」の字にマッサージする

赤ちゃんのお腹に、手のひらを置いて、

腸の走行に沿って、「の」の字を描くようにやさしくマッサージしてください。

軽く抑える程度で、強く押さないようにしてくださいね。

 

③股関節のマッサージ

赤ちゃんの両足のふくらはぎを手でもって、

赤ちゃんの股関節を外側に向かってやさしく回してください。

 

足を上下に「自転車こぎ」のように動かしてもいいですよ。

 

④うつぶせ寝あそび

うつぶせ寝遊びをすると、腸が刺激されて、

便が出やすくなります。

 

窒息などの事故を防止するためにも、

うつぶせ寝遊びは必ず、硬い床の上で保護者が見守っている中で行ってください。

特に首のすわっていない赤ちゃん、寝返りができていない赤ちゃんをうつぶせ寝にした場合は、

目を離さないようにしてください。

 

新生児は、うつぶせ寝遊びは数十秒から行い、少しずつ慣らしていきましょう。

 

⑤プロバイオティクス商品を取り入れる

赤ちゃんの便秘を改善するには、腸内環境をよくすることも大切な対処方法です。

「プロバイオティクス」は人に有益な影響を与える微生物のことです。

代表的なものには「乳酸菌」や「ビフィズス菌」があります。

プロバイオティクスは、腸内で良い菌を増やし、悪い菌を減らすという腸内環境を改善する作用があります。

母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃんであれば、プロバイオティクスのシロップを利用すると良いです。

【Bean Stalk 赤ちゃんのプロバイオ】


Bean Stalkの赤ちゃんのプロバイオは、搾乳やミルク、離乳食に入れるだけで、

お腹に生きたビフィズス菌が10億個も届きます。

【使い方】

●1日6滴を目安に、ミルクや離乳食に混ぜます。

●ビフィズス菌が沈殿しやすいため、初めて使うときは約1分間、

毎日使うときは約10秒間均一になるまでよくかき混ぜてから使いましょう。

 

【Gerber プロバイオティクス オートミールシリアル】


アメリカの離乳食メーカーのGerberの離乳食には、オートミールやライスシリアルにプロバイオティクスを含んでいる商品があります。

母乳やミルクと混ぜるだけで、簡単に栄養満点の離乳食ができるのでお勧めです。

バナナ味以外にも、「レンズ豆ピーチアップル」、「レンズ豆ニンジンアップル」などがあります。

 

⑥粉ミルクを変える

粉ミルクはメーカーによっても粉ミルクの成分が異なります。

使っているミルクがあなたの赤ちゃんに会っていない場合もあります。

「粉ミルクを変えただけで、便秘が治った!」ということもあるので試してみてくださいね。

 

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ミルクを変更する場合は、少量タイプで試すのがオススメです。




 

⑦ミルクの量を調整する

赤ちゃんの哺乳量が少ないと、便が硬くなってしまうよ。

【母乳の場合】

母乳不足のサインチェックリスト

  • 授乳後も満足していない
  • 排尿回数が少ない

1日5-6回以下、尿の色が濃い、尿の量が少ない

  • 授乳をしてもすぐに泣く
  • 体重増加が乏しい
  • 授乳のとき、赤ちゃんと体が離れている
  • 授乳の際口がちいさいまま咥えている
  • 授乳中、乳頭に痛みがある

【ミルクの場合】

ミルク不足のサインチェックリスト

  • 授乳後も満足していない
  • 排尿回数が少ない

1日5-6回以下、尿の色が濃い、尿の量が少ない

  • 授乳後もすぐに泣く
  • 体重の増加が乏しい
  • 月齢の基準量のミルクを飲んでいない。

 体重㎏×150㏄(100~200㏄)=1日の哺乳量の目安

※体重5㎏の赤ちゃんの場合

5㎏×150㏄=750㏄/日

 

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不足している場合は、ミルクを補足したり、授乳の回数や量を増やしてみてね。

 

⑧イチジク浣腸をする

便秘がひどく、すぐに便を出してあげたい場合は、

0歳から使える「イチジク浣腸」もおススメです。

植物由来の天然グリセリンを使用した浣腸です。

直腸に挿入して薬液を入れると、約3分から10分後に反応が見られるので、即効性があります。

1歳未満の場合、1回の使用量は1/2量(約5g)が目安です。

1歳以上は1回1個(10g)使用してください。


 

5.まとめ

赤ちゃんの便秘はよくおこります。

便秘の対処方法には、

  • 綿棒浣腸(肛門刺激)
  • のの字のマッサージ
  • 股関節のマッサージ
  • うつぶせ寝遊び
  • プロバイオティクスを取り入れる
  • ミルクを変える
  • 哺乳量を増やす
  • イチジク浣腸

といった対処方法があります。

早めに便秘を解消して、赤ちゃんの健康を守ってあげましょう。

自宅で対処しても、改善しなかったり悪化している場合は、小児科へ受診をしてくださいね。

少しの工夫で、日々の子育てをもっとHAPPYに♡

 

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