皆さんは、お子さんと料理をすることはありますか?
我が家では、できる範囲でモンテッソーリ教育を取り入れており、モンテッソーリ教育の中でも、子どもがキッチンで家事をすることが推奨されています。
そこで、娘が1歳半頃から少しずつ台所育児を始めてみました。
【子どもと料理】ってなると、こぼしてキッチンが汚れ親の負担が増えたり、子どもがケガをしないように神経を使って見守らないといけなかったりしますよね。
正直、時間にも心にも余裕がないとできないかなと思いがちですが、やってみると意外とそんなことはないんですよ。
我が家では娘の料理のやる気度がピークの朝に、一緒に朝ごはんの支度をすることが多いです。
子どもの興味関心が向いたその瞬間を逃さないことが大事かなと思っているので、朝は正直忙しいですが、機会を作るようにしています。
そんな忙しい中でも簡単に取り入れられる台所育児や、台所育児を取り入れるメリットについて今回お伝えしたいと思います。
1 台所育児のメリット
●微細運動で脳の発達が促される
料理では、つまむ、握る、ちぎる、剥くといった手作業が多いですよね。
指先は第二の脳といわれており、指先を動かすことで五感が刺激され、子どもの考える力や、想像する力が鍛えられます。
●自己肯定感が高まる
「皮を剥けた」、「小さくちぎれた」、「卵を割れた」など、大人にとっては小さなできごとでも、子どもにとっては大きな成功体験!!
『自分でできた』という思いが自己肯定感を高めます。
●興味関心の幅が広がる
野菜や道具など、実際に見て、触って、匂いを感じて体験をすることで、子どもの食への関心が深まります。
また、そこから派生していろんな事柄に興味を持つようになります。
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ある日、娘とりんごを切っていると、娘がりんごの芯の部分を指して
と聞いてきました。これだけでも、りんごには芯や種があって、その部分は食べられないこと。
種からまた新しいりんごができるることなどを知ることができます。
●偏食の改善につながることもある
子どもは見たことがないもの、知らないものに対して警戒心があります。
実際に食材に触れて、自分で調理をすると今まで食べられなかった食材も、食べられることが多いそうです。
2 台所育児のためには何を準備するの?
台所育児を始めるにあたって、子どもと一緒にやるための環境が整っていないと、子どもはイライラしたり、集中できなかったりします。
そうなると、親自身も余裕がなくなってしまいますよね。
ですから、まずは台所育児を始めるために、必要なものを揃えることをオススメします。
●環境を整える
⑴踏み台
子どもの手がキッチンカウンターに届くように、安定性のある踏み台を用意しましょう。
それが難しい場合は、食材の下ごしらえを低いテーブルで行うなど工夫をすればOK。
モンテッソーリ教育でよく聞くラーニングタワーは安定性もあり、後方に倒れる心配もないですが、2万円~と値段は高めです。
ラーニングタワーではないですが、足場が広めで安定性があり、高さも2段階で調整できるタイプの踏み台もあるので、こちらもオススメです。
⑵子どもサイズの調理器具
年齢が低ければ、バターナイフやスケッパーなど刃のないものを用意。
●おすすめの本
台所育児を始めるにあたって、こちらの本を参考にしました。
「こどもキッチン、はじまります。」では、具体的なレシピが紹介されています。
大人の心構えについても書いてあり、子どもへのお手本の見せ方や、見守る姿勢の大切さについて知ることができました。
「おうちモンテッソーリはじめます」は、キッチンでの家事のことはもちろん、生活環境の整え方やモンテッソーリ教育で言う「お仕事」について具体的に細かく示されている一冊です。
文字数も多いので、私は辞書のようにして使っています。気になった項目を、気になったときに開いて実践するようにしています。
3 こんな家事は何歳から?
お子さんの年齢やそのお子さんの特徴よって、できる作業も変わってきますよね。
そこで、年齢別の料理作業について具体的な例をご紹介します。
下記に記すのは、あくまでも目安ですので、お子さんの作業の様子を観察して、できるようであればステップアップしてみてください。
また、年齢の高いお子さんでも、初めてキッチンで作業をする時は、簡単な作業から始めても良いかと思います。
●1歳~1歳半 【包丁なしでできる料理作業】
・コップに水やお茶を注ぐ
小さいサイズのジャグがあると子どもも積極的にやろうとします。
また、つよいこグラスは通常のガラスよりも強度があって割れにくく、しかも子どもが持ちやすい形状&サイズなのでオススメですよ。
・ヨーグルトなどをスプーンですくって器に入れる
・レタスをちぎる
・えのきやしめじなどを割く
・豆のさや剥き
・野菜を洗う
●1歳半~3歳
・バナナやみかん、玉ねぎの皮を剥く
・蒸したジャガイモをマッシャーでつぶす
・バターナイフやスケッパーで柔らかい食材を切る
・りんごカッターでりんごを切る
・卵を割る
・泡だて器で卵を溶く
・ゆで卵の皮を剥く
・パンにジャムを塗る
・サラダや酢の物を合える
●3歳~4歳
・材料をスケールで計る
・ジャガイモやニンジンの皮をピーラーで剥く
・包丁で野菜を切る
・野菜を炒める
4 我が家の簡単&ゆるっと台所育児
朝は朝食やお弁当の準備で時間が限れれているので、正直自分で全部作業したほうが早いです。
ですが、娘は朝起床してキッチンにやってくると、
とやる気満々で、歌いだします♥
そのやる気を無下にすることはできないので、私の負担にもならず、簡単な作業を一緒に行っています。
・パンの日
◆バナナと季節の果物のグリーンスムージー
・バナナの皮むきと包丁でのカット
・りんごを包丁でぶつ切りにする
・葉物野菜を洗う
・手で材料をミキサーに入れる
・ヨーグルトをスプーンで計量カップに入れ、牛乳と混ぜミキサーに注ぐ
・ハンドブレンダーを一緒に持ちスムージーにする
・スムージーをコップに分けて入れる
◆卵料理
・小さめのボールと泡だて器を出す
・卵を割る
・卵をかき混ぜる
◆配膳
・できた料理をテーブルまで運ぶ
・カトラリーを出す
・ごはんの日
◆卵料理
◆ボールに入れた酢の物を合える
◆フルーツヨーグルト
・果物を取って来て、洗う
・バナナの皮を剥いて、包丁でカットする
・器に盛りつける
・ヨーグルトをスプーンですくって入れる
簡単な作業ばかりですが、娘は喜んでやっています。
自分で何でもやりたい時期なので、「娘ちゃんがやる!!」と言って、できた時には嬉しそうに夫に報告しているのが微笑ましいです。
時には牛乳をこぼしてしまい、私も「あー」と言ってしまいいますが、なるべく失敗を責めないよう、温かく見守れるように努力しています。
5 まとめ
料理の工程を全部一緒にって考えるとハードルが高いですが、一つの作業を手伝ってもらうだけでも、子どもは大満足してくれますよ。
また、子どもが料理を通してできることが増えていく過程を見るのは、子どもの成長を間近で実感でき、親としても楽しむことができるかと思います。
まずは、
ポイント
●子どもが作業できる環境と物品をそろえる
●子どものやる気や興味のタイミングを見計らう
●子どもの発達に見合った作業を選択する
●親の気持ちと時間に余裕を作る
ことが、子どもと台所育児をするにあたって大切なポイントかなと思います。
私も、娘の成長に合わせて、また少しずつレパートリーを増やしていきたいです。
皆さんも是非、お子さんとの台所育児を楽しんでくださいね♪
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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